開花した海老名さんがオーナーの桜を見つめる三木さん=白山市末正町

開花した海老名さんがオーナーの桜を見つめる三木さん=白山市末正町

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海老名香葉子さんの桜、20年目の開花

北國新聞(2024年4月12日)

 初代林家三平夫人でエッセイストの海老名香葉子さん(90)一家がオーナーになっている白山市末正(すえまさ)町の桜が、そろって美しい花を咲かせた。植樹から20年目を迎えるが、住民との交流は今も続く。北陸新幹線が延伸して迎えるこの春、約130本の桜並木越しに流線型の車両を望む風景が、地域内外の人たちの目を楽しませている。

 旧美川町が2004年に植えた桜は農業用水の両岸330メートルにわたり、ソメイヨシノと遅咲きの紅華(こうか)の2種が並ぶ。末正町の住民らがオーナーとなって名札を立てて世話をしており、海老名さんは親交が深い同町の三木規子(のりこ)さん(77)を通じて参加した。

 海老名さん一家の桜は並木の始点にあり、香葉子さん、長男の林家正蔵さん、次男の二代目三平さんと孫らの計5本のソメイヨシノが植えられている。

 5年前、農業用水の改良工事に伴い、海老名さん一家を含む一部の桜は同じ場所で植え替えをした。5メートル以上に伸びていた桜の生育はいったん振り出しに戻ったが、その後、三木さんらの手厚い世話もあり順調に育ってきた。

 三木さんは海老名さんの次女泰葉(やすは)さんの歌に癒やされ、ファンレターを送ったことをきっかけに海老名さんと親交を持つようになり、交流は50年以上に及ぶ。毎年春には、開花した桜並木の写真を海老名さんにメッセージを添えて送り、海老名さんから届く手紙を全て大事に保管している。

 今年は一家の名札プレートが老朽化したことから新調した。三木さんは桜を眺め、「家族の桜が仲良く育っていてうれしい。東京につながる新幹線が近くを走って、海老名さんとつながるよう」と話した。

 海老名さんは2011年11月、白山市内での講演後に現地を訪れたが、開花した桜はまだ見たことがない。海老名さんは11日、取材に「上手にお世話をしてくださり、深く感謝しています。いつかゆっくり桜並木を見に行きたいです」と期待した。

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