御旅屋セリオ2階の会場に並ぶ伝統工芸品の品々

御旅屋セリオ2階の会場に並ぶ伝統工芸品の品々

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職人技光る地場産品 高岡クラフトコンペグランプリ作品

北日本新聞(2019年12月28日)

 銅器や漆器など高岡市の地場産品と、工芸都市高岡クラフトコンペのグランプリ作品の展示が27日、同市の御旅屋セリオで始まった。職人の技や豊かな発想力が光る作品が並び、注目を集めている。

 街中のにぎわいづくりと地場産品の新しい顧客獲得につなげようと、高岡市が初めて開いた。年末年始や日本海高岡なべ祭り(来年1月11、12日)、成人式などで中心市街地に人が集まる時期に合わせた。2019年度に高岡地域地場産業センターが移転する御旅屋セリオ2階を会場とした。

 茶器や花器、えとの置物といった銅器や、螺鈿(らでん)が施された箸など約200点を展示販売。今年で33回目を迎えた工芸都市高岡クラフトコンペのグランプリ受賞作11点も紹介している。

 地場産品を2200円(税込み)以上買うと、先着50人になべ祭りの共通券が当たる。1月11、12の両日は、スズの板を打ち出して器を作る体験コーナーを設ける。

 市の担当者は「伝統産業が持つポテンシャルで街中を活性化したい」と話している。

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