熱々のカキを味わう来場者=穴水町あすなろ広場

熱々のカキを味わう来場者=穴水町あすなろ広場

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満喫 能登の幸 穴水ジャンボかきまつり

北國新聞(2020年2月9日)

 穴水町観光物産協会の「雪中ジャンボかきまつり2020」(北國新聞社共催)は8日、2日間の日程で町あすなろ広場で開幕し、来場者が総延長約400メートルの炭火焼きコーナーでうま味が詰まったカキや能登の冬の味覚を堪能した。
 午前10時の開場を前に400人が列をつくった。会場では、穴水産の殻付きカキが1袋8個入り千円(税込み)で販売され、初日は用意した5万個が完売した。2日目は7万2千個を準備する。
 「まいもん市」には、カキフライやカキ飯、能登ワインなどを提供する約30店が並んだ。ジビエを扱う2店が初めて出店し、イノシシ汁やクマ汁、イノシシ肉のシチューなどが販売された。穴水高の生徒は、原木シイタケ「のと115」を材料にしたキッシュや炊き込みご飯を販売した。
 特設ステージでは、輪島和太鼓虎之介の演奏や穴水町出身の歌手三輪一雄さんの歌謡ショー、能登半島地震以来、町と交流を続ける神戸市職員と町ふるさとコーラス隊の合唱が繰り広げられた。
 朝8時頃に会場に到着したという金沢市の短大生米田真唯さん(19)は「来るのは4回目。熱々で美味です。ステージでの太鼓も心に響きました」と話した。
 穴水町と包括連携協定を結ぶ大妻女子大(東京)の細谷夏実教授ゼミが能登での研究成果を発表し、金沢星稜大の池田幸應教授ゼミの学生らは運営スタッフとして参加した。新型コロナウイルス対策としてスタッフはマスクを着用した。
 9日は午前9時~午後3時に開催される。

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