富山県酒造組合(桝田隆一郎会長)は、加盟16社の銘柄をブレンドした日本酒「富山ブレンド」を12月3日に発売する。13日に富山市丸の内の同組合で審査会があり、蔵元関係者らがブレンドする16銘柄を選んだ。
新型コロナウイルスの影響で日本酒の消費が落ち込む中、業界を挙げた取り組みで盛り上げようと昨年に続き企画した。
審査会では、各蔵元が1~2種類ずつ持ち寄り、関係者約20人が味と香りを確かめた。辛口にブレンドした昨年とは異なる味となるように配合し、県内の酒店で数量限定で販売する。1・8リットル、720ミリリットル、270ミリリットルの3種類用意する。
同組合の岩瀬新吾副会長(53)は「『個性のある16銘柄が一緒になってもおいしくなったね』と思ってもらえるお酒に仕上げたい」と意気込んだ。