日中朱鷺保護協会名誉会長の村本義雄さん(98)=羽咋市上中山町=は23日までに、交流を続ける中国の関係者から地震のお見舞いとして現地に生息するトキの写真9枚を受け取った。自宅横の「国際朱鷺保護交流資料館」に展示する。
写真は、村本さんが訪中した1993年から親交を続ける陝西省洋県の愛鳥協会名誉会長・常秀雲さんから、互いの知人を介してメールで届けられた。
現地で昨年撮影され、日本国内ではなかなか目にできないという営巣や子育ての様子が写っている。村本さんは「写真を見て心を癒やしてほしいと言われた。震災を乗り越え、能登でトキが放鳥されるのを待ちたい」と話した。