当日の打ち合わせをする米谷さん(右)と協会の担当職員=野々市市にぎわいの里ののいちカミーノ

当日の打ち合わせをする米谷さん(右)と協会の担当職員=野々市市にぎわいの里ののいちカミーノ

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カレー食べて能登元気に  野々市で6日にフェス

北國新聞(2024年4月30日)

 「カレーのまち野々市市」を発信する5月6日のカレーフェスに、能登半島地震で被災した能登と氷見市のカレー店6店舗が参加する。営業が再開できていない店もあり、自慢の一皿を食べて能登を応援する機会とする。

 野々市市は、金沢カレーの元祖として知られる「チャンピオンカレー」が本店を構え、人口10万人当たりのカレー店舗数が全国1位。「カレーの聖地」として発信しようと北陸のカレー店を紹介するホームページ「北陸カレー物語」を運営する米谷義浩さん(50)=同市末松2丁目=や、市観光物産協会が中心となって3年前からフェスを始めた。

 米谷さんは、市にぎわいの里ののいちカミーノを会場とする今年のフェスに、能登など被災地からの出店を呼び掛け、6店が応じたという。

 「いかなてて」(珠洲市)、「白馬咖喱」(七尾市)、「狩女の会」(穴水町)、「食工房MAKAN」(志賀町)、「はづ貴」(内灘町)、「ひみつカレー」(氷見市)で、それぞれ能登の野菜を使ったメニューや、スパイスカレーなどで人気がある。

 いかなてて店主の妻糸矢千翔さん(32)は金沢市に避難している。「野々市で食べてくれた人と能登をつなぐ縁ができればいいと思います」と話した。米谷さんは「カレーを食べてもらえることが何よりの励みになると思う」と来場を呼び掛けた。

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