独自メニューの開発に向けた試食会で提供された岩手県大槌産のホタテ=12日、長岡市

独自メニューの開発に向けた試食会で提供された岩手県大槌産のホタテ=12日、長岡市

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大槌ホタテ栃尾からPR 復興支援で2月「まつり」 飲食店主らが試食会

新潟日報(2015年1月13日)

 東日本大震災で被災した岩手県大槌町の復興を支援しようと、長岡市栃尾地域の飲食店などが2月に開く「大槌ホタテまつり」の準備を進めている。12日には大槌町民が名物のホタテをPRする試食会を栃尾市民会館で開催した。栃尾の飲食業者たちは水揚げしたばかりのホタテを味わい、まつりに向け独自メニューの開発に思いを巡らせた。

 復興支援は、2013年に大槌町の震災がれきを栃尾地域で焼却したのが縁で始まり、双方の住民が行き来するなど交流を続けてきた。長岡市では全市を挙げて大槌町の水産業活性化を支援しようと検討していて、栃尾地域のホタテまつりはその第1弾だ。

 試食会では、大槌湾ほたて養殖組合と大槌商工会のメンバー2人が大槌産ホタテの特徴や料理を紹介。栃尾地域の飲食店主ら約15人に刺し身、浜焼きの2品を振る舞った。養殖組合副組合長の越田秀一さん(42)は「復興に向けて、おいしいホタテを作り続けていきたい」と話した。

 試食した店主らは「歯応えがある」「甘みが強い」などと感想を語り合った。栃尾の日本料理店「恵比仁(えびに)」社長の西川史朗さん(76)は「肉厚でおいしかった。シンプルに網焼きにすれば、栃尾の地酒ともよく合う」と感激していた。

 大槌ホタテまつりは2月1~28日の日程で開催予定。栃尾地域の各飲食店が独自メニューを開発し、期間中に提供する。問い合わせは、長岡市栃尾支所商工観光課、0258(52)5827。

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