伝統芸能や歴史、食の魅力など富山市八尾地域の良さを発信するイベント「越中八尾冬浪漫(ろまん)」(北日本新聞社共催)が14日、同市八尾町中心部で開幕した。初日は、井田川沿いに石垣が続く禅寺坂をライトアップする「夢あかり」があり、坂の町が美しい光に包まれた。
冬浪漫は、越中八尾観光協会(福島順二会長)が1998年から続けている。一年を通した観光客の呼び込みが狙いで、ことしは28日まで多彩なイベントを繰り広げる。
「夢あかり」は2006年にスタート。この日は日没とともに温かい色調の照明がともり、江戸時代に造られたと伝わる石垣やその上に立つ家々を浮かび上がらせた。
同市八尾町上新町の越中八尾観光会館で越中おわらを披露する「風の盆ステージ」や、地元のボランティア観光ガイド「風の案内びと」による町中ガイドツアーが催された。
21、22の両日午後1時半からは、同会館でメーンイベント「民謡セッション」を開き、越中おわらと越中八尾曳山囃子(ひきやまばやし)が競演する。
問い合わせは越中八尾観光協会、電話076(454)5138。