28、29の両日に行われる「富山城プロジェクション・ライティング」のテスト投影が27日、富山市の富山城で行われ、アニメ映像が白い壁に映し出された。
プロジェクション・ライティングは、21日から市内電車環状線沿線で開かれている「アメイジングナイト-はじまりのひかり-」の一環。アメイジングナイトは中心市街地の夜を演出し、にぎわいを創出しようと、「まちづくりとやま」などでつくる環状線沿線夜間景観ライトアップ実行委員会(中村純委員長)が2013年度から実施している。
富山城の南側壁面を使い、県内在住の男性2人のアートユニット「ニュートラル・プロダクション」が作った映像をプロジェクターで投影した。アメイジングナイトをモチーフに、ロゴマークの星や電車のイラストがアニメのように映し出された。富山市の会社員、福村征祐さん(36)は「街中が明るくなって、ちょっと散歩しても楽しい」と話していた。本番は富山城の壁2面を使って展開する。
28、29の両日夜は、富山シティエフエムが特別番組を放送し、プロジェクション・ライティングとグランドプラザ、セントラム車内に照明を積み込んだ「ライトラム」を番組内の音楽に連動して光らせる「レディオ・ビートラム」を行う。松川べりに富山大工学部の学生が開発したLEDバルーン、大手モールに園児らが作った行灯(あんどん)を並べるなど多彩なイベントを繰り広げる。