11月1日に開かれる県内最大規模のフルマラソン「富山マラソン2015」の一般枠のインターネット受け付けが20日正午に始まり、全国から申し込みが相次いだ。最も募集人数が多く、定員に達した時点で締め切る先着分(8100人)は同日中に7千人を突破した。5キロ、3キロ、2キロ、車いす(10キロ)の併設レース4種目(約2千人)も同日から募集している。同マラソン実行委員会事務局は「予想を上回る申し込みペース」としている。
フルマラソンは高岡市役所前をスタートし、射水市新湊地域を通って富山市の富岩運河環水公園でゴールする42・195キロ。富山の豊かな自然と歴史や文化が楽しめるコースで、4月1日から受け付けた県民先行枠(500人)は開始6分で定員に達した。人気ぶりがランニング愛好者の間で評判となり、同マラソン実行委事務局への問い合わせが急増した。
20日正午、一般枠の受け付けが始まると事務局スタッフは食い入るように申込者数が表示されるパソコン画面を見つめた。一気に数字が増え、1時間足らずで定員の半分を突破。「すごい勢い」「大会は盛り上がりそうだ」などと声が上がった。
事務局のフェイスブックには「夫婦で行きます」「里帰りを兼ねて参加します」など大会を心待ちにする全国の申込者からのコメントが寄せられた。津田康志事務局長は「予想を上回るペースで申し込みがあり、喜んでいる。参加を考えている人は早めに申し込んでほしい」と呼び掛ける。一般枠には先着分のほか、専用振替用紙を使った抽選分(500人)があり、6月15日まで受け付ける。
大会は実行委主催。県と富山、高岡、射水の沿道3市、北日本新聞社が共催し、富山陸上競技協会が主管する。日本陸連の公認を得る予定。
今月30日までエントリーセンター(平日午前10時~午後5時)を設けて問い合わせに対応する。電話0570(200)593。