11日から運休していた立山・黒部アルペンルートの黒部ケーブルカーについて、立山黒部貫光は13日、14日の始発から運行を再開すると発表した。
同社によると、ケーブルカーは黒部平駅にある自動運転制御装置に不具合が発生し最高速度に達しない状態になっていた。速度を変更する回路のスイッチ部分が原因と判明。回路を取り替え、試運転で安全を確認した。部品が経年劣化したとみられるという。
3日間の運休で団体予約客だけでも計約1万4400人に影響した。同社は「点検、整備といった安全運行のための取り組みを強化していく」としている。