立山黒部貫光が運行する立山トンネルトロリーバス(室堂-大観峰)に、1996年の開業以来初となる女性運転士が誕生した。入社11年目の山本佳恵さん(28)=上市町栄町=で、6月の試験に合格し30日付で北陸信越運輸局から免許が交付された。「女性らしさを生かした接客や運転を心掛けたい」と意気込む。
同社によると、トロリーバスは架線から取った電気を動力とするのが特徴で、国内では立山トンネルと、関電トンネル(長野県・扇沢-黒部ダム)のみで走行している。関電では既に女性が運転士を務めており、その姿を「ずっと憧れていた」と言う。
立山トンネルは関電トンネルと比べてトンネルの幅が狭く、高度な運転技術が必要とされる。これまで女性の希望者はいなかった。
4月から先輩運転士が同乗する中で客を乗せて運転を重ね、6月の試験で合格した。「自分らしいアナウンスをするなど、お客さまを楽しませることのできる運転士を目指したい」と話している。