富山ガラス工房で制作に取り組むスタッフ。手前右の4点は富山大和に展示され、同左の3点は市ガラス美術館のショップに並べられる

富山ガラス工房で制作に取り組むスタッフ。手前右の4点は富山大和に展示され、同左の3点は市ガラス美術館のショップに並べられる

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ガラス美術館開館を前に作品展 ガラス工房の作家ら

北日本新聞(2015年8月4日)

 富山市ガラス美術館が西町の再開発ビル「TOYAMAキラリ」に22日オープンするのに合わせ、近くの富山大和で富山ガラス工房(同市古沢)に所属する作家の作品が展示される。作家たちは展示作品に加え、同美術館のショップで販売するグッズの制作にも精力的に取り組み、開館を盛り上げる。

 富山大和では、工芸雑貨を集めた5階の売り場「くらし和~るど」にガラスも常設展示しているが、5日~18日はガラスのスペースを2倍に拡大する。同工房所属の作家16人が追加分として、夏をテーマにした食器と花器50点を制作した。

 21日~30日には富山大和地下1階に、和菓子店とコラボレーションした菓子皿を展示する。生菓子に合った皿を作家5人が2点ずつ出品する予定で、和菓子店との打ち合わせを終えた。お酒コーナーにも、とっくりとぐいのみのセット3組とペアグラス8組を並べる。

 市ガラス美術館のショップ用には、「キラリ」をテーマに準備した。同工房オリジナル素材でヒスイの入った「越翡翠硝子(こしのひすいがらす)」のグラスや小鉢などをそろえ、富山のガラスの魅力を伝える。

 同工房スタッフで作家の廣瀬絵美さんは「より多くの人にガラスを身近に感じてもらいたい」と期待している。

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