おわら風の盆前夜祭が始まり、優雅な舞を披露する踊り手=富山市八尾町西新町

おわら風の盆前夜祭が始まり、優雅な舞を披露する踊り手=富山市八尾町西新町

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一足早くおわら情緒 八尾・風の盆前夜祭始まる

北日本新聞(2015年8月21日)

 一足早くおわらの情緒を楽しめる「おわら風の盆前夜祭」が20日夜、富山市八尾町中心部で始まった。おわらを受け継ぐ11町が、30日まで日替わりで演じる。初日は西新町が唄や踊り、演奏を披露した。

 20日はあいにくの雨のため、西新町公民館の中で輪踊りから始めた。小降りになると、公民館の前で踊りを披露。三味線や胡弓(こきゅう)の奏でる哀調を帯びた旋律と、味わい深い唄に合わせ、しっとりとした所作を見せ、観光客らはじっくりと見入っていた。

 初めておわらを見に来たという神奈川県相模原市の細谷敦子さんは「男性は力強く、女性にはしなやかさがあった。唄も囃子(はやし)も素晴らしかった」と笑顔を見せた。

 前夜祭は、9月1~3日の「おわら風の盆」の混雑を緩和しようと、おわら風の盆行事運営委員会(福島順二会長)が毎年行っている。

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