富山市の海岸から立山・室堂平(標高2450メートル)を1日で踏破する「立山登山マラニック」が30日行われ、雨の中、県内外の231人が健脚を競った。北日本新聞社後援。
体力の限界に挑戦しながら富山の自然を体感してもらおうと実行委員会が1998年から毎年開催。第17回の昨年が最終回となる予定だったが、大会に魅了された有志が新たに実行委員会(宮島隆幸委員長)を組織して継続した。
富山市の浜黒崎海岸をスタートするマラニックの部に174人、立山駅からのウオークの部に57人が出場した。マラニックの部は浜黒崎キャンプ場で開会式を行い、宮島委員長が「コースにはこれまで17回のランナー約3千人の汗と涙が染み込んでいる。皆さんにも感動を味わってほしい」とあいさつ。午前4時、たいまつを持った宮島委員長を先頭に一斉に駆け出した。
雄山山頂(標高3003メートル)を目指したが、風雨のため安全を考慮して室堂平にゴールを変更した。約150人のボランティアも参加した。