富山市の富岩運河をクルーズする「富岩水上ライン」の総乗船客が5日、13万人を超え、13万人目の乗船客に記念品が贈られた。北陸新幹線開業や平日運航の開始などで乗客数は伸びており、本年度の利用者数は前年同期と比べ2・3倍となっている。
富山市湊入船町の富岩運河環水公園の乗船場でセレモニーが行われた。13万人目となった東京都立川市の中野朝陽ちゃん(3)に、夏野県観光・地域振興局次長がスターバックスカード3千円分を贈呈。運航会社が電波掛け時計をプレゼントした。同乗の客にボールペンが贈られた。
朝陽ちゃんは両親、兄と富山を旅行で訪れており、父親の文寛さん(38)は「びっくりしています」と笑顔で話した。
富岩水上ラインは2009年に運航を開始。ことし新艇「fugan」を導入し、3隻体制となった。7月25日に総乗客数12万人を達成。お盆やおわら風の盆期間中は増便し、1カ月余りで1万人が利用した。本年度の乗船客は8月末までで3万1474人で、昨年度全体の2万1568人を上回っている。