北陸新幹線を利用してサッカー観戦と富山の味覚を楽しむ企画が6日、富山市内であり、長野県の31人が日帰りの"弾丸ツアー"で富山の夜を満喫した。主催したNPO法人富山スポーツコミュニケーションズ(佐伯仁史理事長)は、新しいスポーツツーリズムとして他のプロスポーツへの拡大を目指す。
県総合運動公園陸上競技場のJ3カターレ富山-AC長野パルセイロ戦に合わせ、両クラブの協力で実現した。一行は夕方、北陸新幹線で富山駅に到着。午後6時からの試合を観戦後、富山市千石町の「すし居酒屋 大海」で刺し身や氷見牛、地酒を味わい、同9時58分発の最終列車で長野へ帰った。
5年前から長野サポーターという長野市の主婦、田畑房江さん(78)は家族3人で参加。「最高のもてなしを受けた。また来たい」と満足そう。佐伯理事長は「試合の後にも楽しみがあることで新しいファンを開拓できる」と手応えを話した。