にぎわい創出に向け「魚市場」創設が検討される南西街区

にぎわい創出に向け「魚市場」創設が検討される南西街区

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富山駅前に「魚市場」検討

北日本新聞(2015年9月15日)

 富山市議会建設委員会は14日開かれ、市は富山駅南口の「南西街区」の利活用策について、路面電車が駅高架下を貫く南北接続が実現するまで、暫定的に「『魚市場』を設けるなど、にぎわい創出に向けた社会実験を検討している」と明らかにした。

 谷口寿一氏(自民)が質問し、市富山駅周辺地区整備課が答えた。南西街区は、旧「とやま駅特選館」や仮駅舎などの跡地約7900平方メートルで、市とJR西日本が所有している。2019年度末に見込まれる南北接続完了までは、工事用資材置き場などに使うため本格的な開発はできず、タクシーの待機スペースなどに暫定利用する。

 同課は、駅前でにぎわい創出の取り組みを求める声が多いことから、市が協力する社会実験として、富山の魚介類を紹介し、食事もできる期間限定の店舗開設を検討していると説明した。開設時期については「出店希望者があれば、来年度中にも実現したい」とした。

 南西街区では旅行業界を中心に、観光バスの待機、乗降場所を求める声も強い。京田都市整備部長は「17年度になればスペースに余裕が出る。広域観光の拠点として県がバス待機場所を整備する場合、市が土地を無償貸与するなどの形で協力することも考えられる」と述べた。

 富山駅南口では現在、駅前広場の整備が進んでおり、本年度内に完成する。

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