秋の風情を感じながらおわらを鑑賞する「月見のおわら」が26、27の両日、富山市八尾町中心部で開かれ、観光客が情緒豊かな踊りと哀調を帯びた音色を楽しんだ。
東京の旅行会社「クラブツーリズム」と越中八尾観光協会(福島順二会長)が1998年から実施。県民謡越中八尾おわら保存会が協力している。
町中心部の上新町と諏訪町で町流しが行われた。ぼんぼりが並ぶ幻想的な雰囲気の中、観光客はしっとりとした踊りに見入った。「すてき」との声が聞かれ、踊りが終わると拍手が起こった。
踊り方教室や輪踊りも行われ、ゆっくりとおわらを堪能した。