富山市婦中町の音川地区では、冬の味覚「大カブ」の千枚漬け作りが最盛期を迎えている。17日も農事組合法人「音川加工」(五十嵐静子代表理事)の女性7人が薄切りなどの作業に追われた。
女性たちは、皮をむいた大カブを包丁で約2ミリの厚さに切り、おけに入れた。一晩、塩漬けにして昆布と唐辛子、オリジナルの酢を加えて味をしみこませる。収穫が見込める3月まで作業は続く。
特産の大カブは大きいサイズで直径20センチ、重さ4キロで、甘みも増しているという。
ことしからパッケージを一新。自然の美しさや地域の人の温かさをイメージしたデザインに変えた。五十嵐代表理事は「添加物を一切使わない自然のおいしさを味わってほしい」と話した。問い合わせは音川加工、電話076(469)3969。