富山地方鉄道は1日、富山-高山間で高速バスの運行を始めた。濃飛乗合自動車(岐阜県高山市)との共同運行で、1日4往復する。
JR富山駅前で記念式典が行われ、辻川徹富山地鉄社長が「利便性を高め、富山のにぎわいづくりに努めていきたい」とあいさつ。桑名博勝同社会長らとともにテープカットを行った。
高山市内の観光に向かう富山市水橋東出町、会社員、正満敬仁さん(20)は「いつもは車で行くが、今回はゆったりできる」と話し、バスに乗り込んだ。
バスは定員45人。富山駅前を出発し、途中、白川郷で停車する。所要時間は2時間25分。富山~高山間の運賃は大人が片道3200円、往復5400円(小学生以下は半額)。