「ノーベル街道膳」を味わう利用客=楽今日館

「ノーベル街道膳」を味わう利用客=楽今日館

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梶田さん効果でノーベル街道膳が好評 細入・楽今日館

北日本新聞(2015年12月8日)

 ノーベル物理学賞に決まった東京大宇宙線研究所長の梶田隆章さん(56)がよく利用する温泉宿泊施設、楽今日館(富山市岩稲・細入)の限定メニュー「ノーベル街道膳」が好評だ。1食3000円(税込み)という高めの値段設定にもかかわらず話題を呼び、1日分の限定10食を完売する日もあった。同館は、授賞式がある10日までだった当初の販売期間を20日に延長し、ニーズに応える。

 ノーベル街道膳は、楽今日館料理長の粟津雅樹さん(54)が、受賞決定を祝うとともに、ノーベル街道と呼ばれる国道41号沿線の特産品をPRしようと考案。細入産ラッキョウや飛騨牛、富山湾の新鮮な魚介類を使う。10月21日から提供している。

 北日本新聞で提供を報じられた同19日には、早速予約や問い合わせが相次いだ。粟津さんは「想像以上の反響。たくさんの人に食べてもらい、うれしい」と話す。同館によると、梶田さんは11月上旬に2回来館した。スタッフが同メニューを勧めたところ、「今度ゆっくり食べに来ます」と答えたという。同館は、販売終了後に梶田さんが来館しても味わってもらえるよう特別に食材を準備している。

 今月上旬、小中学校の同窓生6人と一緒に味わった富山市八尾町水谷、主婦、水上智子さん(68)はリピーターだ。「刺し身と飛騨牛がおいしい」と笑顔を見せていた。

 ノーベル街道膳に関する問い合わせは同館、電話076(485)2800。

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