飛越交流ぶり・ノーベル出世街道推進協議会(山下信市会長)は、ノーベル物理学賞に決まった東京大宇宙線研究所長の梶田隆章さんと国道41号沿線ゆかりのノーベル賞受賞者4人のイラストをデザインしたクリアファイルを作った。
同協議会は、ノーベル街道とも呼ばれる国道41号沿線の活性化を目的とし、富山市観光協会や国土交通省富山河川国道事務所などでつくる。
クリアファイルは街道のPRを目的に製作。梶田さんに加え、利根川進さん、白川英樹さん、田中耕一さん、小柴昌俊さんを紹介。富山市から岐阜県高山市に至るルート上のゆかりのエリアを示した。
富岩運河環水公園や神通川に架かる国登録有形文化財の笹津橋、富山市猪谷関所館、岐阜県飛騨市の伝統行事「三寺まいり」などの写真を掲載。街道が登録されている国交省の「日本風景街道」のロゴもあしらった。
今後、「ぶり・ノーベル街道ウオークツアー」などのイベント参加者に贈る計画だ。山下会長は「梶田先生が加わり、あらためてすごいルートだと感じる。多くの人に知ってもらいたい」と話す。
A4判で2千枚を発行。1枚200円(税込み)。富山市片掛(細入)の道の駅細入と、JR猪谷駅前の森下友蜂堂(同市猪谷・同)で販売している。問い合わせは市観光協会、電話076(439)0800。