湯に漬けた枝を取り出す組合員(左)ら=花木促成施設

湯に漬けた枝を取り出す組合員(左)ら=花木促成施設

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啓翁桜、初の年末出荷へ 山田村花木生産組合

北日本新聞(2015年12月11日)

 富山市山田地域特産の「啓翁桜(けいおうざくら)」の集荷が10日、同市山田清水の花木(かぼく)促成施設で始まった。山田村花木生産組合は今回初めて、正月用として例年より2週間ほど出荷を早める。石崎貞夫組合長は「啓翁桜で正月に彩りを加えてほしい」と話している。

 富山市山田地域では、1995年から本格的に啓翁桜の栽培が始まり、現在、中山間地の計10・5ヘクタールで約1万2千株を育てている。例年、枝を12月上旬から刈り取り、促成施設で湯に漬けるなどして、本来は4月に咲く桜の開花時期を早め、1月上旬から出荷していた。

 県内外で贈答品として人気を集める一方、消費者からは「正月用の飾りとして使いたい」との声が寄せられていた。要望に応えるため、同組合では、3年前から実験を繰り返し、今回、初めて年内の出荷に取り組む。この日は、組合員4人が80センチほどに刈り取った枝約千本を持ち寄った。花芽の休眠状態を破るため、40・5度の湯に枝を1時間浸した後、20~22度に設定された温室に並べていった。

 25日に出荷を始める予定で、正月用には約1万本を見込んでいる。市場には出さず、山田地域の小売店や同市総曲輪の地場もん屋総本店などで販売する。石崎組合長は「富山の特産品として多くの人に、一足早く春の雰囲気を楽しんでほしい」と話している。

 問い合わせは同組合、電話076(457)2678。

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