黒部市は、ウルトラマンのハヤタ隊員役で知られる地元出身の俳優・黒部進さんと怪獣たちが共演するPRポスターを作った。14日から都内で掲示を始め、首都圏からの誘客につなげる。同日開かれた市議会総合交通対策特別委員会で市が報告した。
ウルトラマンの人気は世代を超えて根強いことから、ポスターに取り入れた。黒部さんが宇奈月温泉の湯につかり、ダダが湯加減を見る場面や、バルタン星人と酒や地魚を味わう場面、ジャミラと黒部峡谷でたたずむ図柄など5種類を組み合わせて使用する。
14~20日は小田急電鉄祖師ケ谷大蔵駅で掲示。その後も1月11日までのさまざまな期間に、JR新宿駅や東京メトロ新宿駅などで見られる。市は「黒部を訪れる観光客は中高年が多く、リアルタイムで番組を見ていた世代への効果を狙いたい」としている。
新幹線開業くろべ市民会議が県外学生を対象にしたコンペで作製した黒部市のCMの一つが1月9~15日、都内の「新宿ピカデリー」で放映される。市のホームページでは来年3月13日まで、黒部さんが考えた地元食材を使った料理を特設サイトで紹介する。