3月の桃の節句に向け、とやま土人形工房(富山市安養坊)で、ひな人形作りが最盛期を迎えている。2日も「とやま土人形伝承会」(簗田(やなだ)京子会長)の会員が色鮮やかな人形に仕上げていた。
土人形は江戸時代から伝わる民芸品。この日は会員13人が、素焼きした人形に絵の具を使って愛らしい表情や衣装を描いていた。
人形は高さ8~30センチまで約30種類あり、約千個を作る。
簗田会長は「手作りならではのぬくもりを味わってほしい」と話した。人形は、同工房や富山空港などで販売している。