第62回全日本チンドンコンクールが8日、富山市の富山城址公園で開幕し、チンドンマンがにぎやかに演奏を繰り広げた。10日まで県民会館を主会場に全国のチームが技を競う。富山商工会議所、富山市主催、北日本新聞社など後援。
「幽玄ちんどん夜桜流し」が行われ、華乃家(大阪)、政丸(同)、ダースコちんどん隊(秋田)の3チームの9人が登場。桜の下、華やかな衣装で歩きながらユーモアあふれるパフォーマンスを披露し、大勢の見物客や花見客を楽しませた。
富山市の親せきと訪れた川崎市の会社員、大久保ともみさん(29)は「すごく楽しい。めいっ子も興味津々だった」と話し、職場の仲間と花見をしていた富山市の会社員、ワムシ・ジヌカラさん(30)=インド出身=は「チンドンは初めて。みんなと一緒に見られて良かった」と喜んだ。
9日はグランドプラザでオープニングセレモニーがあり、県民会館でコンクール予選と素人チンドンコンクールが行われる。10日はコンクール本戦やチンドン大パレードなどがある。両日とも、富山駅南口駅前広場など3カ所の「まちなかステージ」にもチンドンマンが出演する。