オープン間近な「おむすびのいえ」で期待を語るオーナーの青柳花子さん。2階にはずらりと2段ベッドが並ぶ=5日、粟島浦村

オープン間近な「おむすびのいえ」で期待を語るオーナーの青柳花子さん。2階にはずらりと2段ベッドが並ぶ=5日、粟島浦村

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粟島 ゲストハウスオープン 宿泊客、住民の縁結ぶ 新潟から移住青柳さん経営

新潟日報(2016年8月8日)

 粟島浦村に初めてのゲストハウス「おむすびのいえ」が7日、オープンする。粟島港に面した古い空き家を改修。木目調の外観と、白と緑を基調にデザインした爽やかな内装で、女性や若者を引き付ける。経営する青柳花子さん(29)は「宿泊が、島を訪れるきっかけになればうれしい」と期待を込めている。

 縁を結ぶ場所になってほしいと名付けられた「おむすびのいえ」は、木造2階建て。18人まで泊まれる。1階は、宿泊者や地域住民をつなぐ交流スペース。2階には2段ベッドを並べ、窓から粟島港を眺めて宿泊者が集う場も設けた。

 ゲストハウスは、一般的に相部屋や交流スペースといった特徴を持つ宿泊施設を指す。素泊まりで1泊2千~4千円台。連泊して親交を深められるため若者や外国人旅行者に人気で、近年各地で整備が進む。旅館業法の「簡易宿所」として登録する場合が多い。

 青柳さんは、新潟市南区出身の元保育士だ。学生時代から離島に興味があり、2011年に訪れた粟島にほれ込んで翌年移住。村の保育園に勤める傍ら民宿を手伝い、経営を学んできた。

 描くのは、長く滞在する旅行者に店などで旬の料理や体験を楽しんでもらい、粟島ファンを増やして、村の活性化につなげる未来だ。村には旅館2軒と民宿31軒があり、違う魅力の宿泊施設誕生で、観光客の増加など相乗効果も期待される。

 青柳さんは「ここに泊まることがかっこいいと思われるおしゃれな空間を目指したい。フェイスブックで情報を配信しているので、チェックして」と語った。

 通年営業で、宿泊料は3240円(7、8月は3500円)。問い合わせはメール、awashima.hanako@gmail.com

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