おいしいお茶の入れ方を学んだ「村上茶ムリエ講座」=村上市長井町

おいしいお茶の入れ方を学んだ「村上茶ムリエ講座」=村上市長井町

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おいしい入れ方に挑戦 村上「茶ムリエ講座」開講

新潟日報(2016年11月10日)

 「北限の茶どころ」と呼ばれる村上市で、日本茶のおいしい入れ方を学ぶ「村上茶ムリエ講座」が始まった。日本茶インストラクターの飯島剛志さん(41)がうま味の引き出し方などを伝授した。

 市観光協会が主催し、13年目を迎えた。初回講座は同市長井町の「冨士美園」で10月30日に開かれ、市民ら6人が参加した。

 飯島さんは「村上の茶は1620年代、当時の領主堀直竒(なおより)らによって広まった」などと歴史や特徴から紹介。春に摘まれた「一番茶」を使って、入れ方の秘訣(ひけつ)を指導した。

 「ポットから湯冷ましに湯を入れ、さらに茶器に移すと、温度は10度ずつ下がっていく」「1人分のお湯100ミリリットルに対して茶葉は3グラム。ティースプーン山盛り1杯が適量」-。ポイントや手順を学んだ参加者は、飯島さんの手ほどきで、お茶を入れて味見。「甘いね」「普段とは全然違う」などと感心した。

 村上市若葉町の会社員男性(27)は「職場でお茶を出す機会が多く、おいしく入れたいと思っていた。今までは茶葉の量が少なかったことが分かった」と話した。

 村上茶ムリエ講座は冨士美園と常盤園(村上市肴町)で月1回ずつ、2月まで行われる。修了者には認定証が発行される。問い合わせは市観光協会、0254(53)2258。

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