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佐渡冬紀行 もっとおもてなし 女将ら研修

新潟日報(2016年12月1日)

 12月1日から利用客を迎える旅行パック「もっと!佐渡冬紀行」でのサービス向上に努めようと、佐渡島内の旅館・ホテルの従業員ら約20人が、佐渡市で研修を行った。参加する6宿泊施設の協力態勢を確認し、冬の味覚の提供方法などを共有した。

 冬紀行は、佐渡観光がオフシーズンとなる冬の誘客につなげるため、島への往復交通費、宿泊と食事をセットにして昨年始めた割安の旅行パック。年末を除く12月に設定された個人向けは既に完売し、来年1、2月に団体ツアーを実施する。

 佐渡の魅力をじっくり味わってもらおうと、2年目のことしは全てのプランで2泊4食を提供。食事の重要性が一層増し、宿泊施設同士で食材を融通するため、施設間の連携を深める目的も兼ね、ホテル八幡館(八幡)で研修した。

 参加者は殻付きの焼きガキと寒ブリのしゃぶしゃぶの調理について意見交換。旅行客の目の前で火に掛ける焼きガキは、焼き時間や下準備といった提供の仕方を話し合った。ことしからメニューに加えた寒ブリのしゃぶしゃぶでは「霜降りのような状態がいい」と、湯にくぐらせる時間を確認した。

 ホテルニュー桂(原黒)の女性(58)は「昨年、冬紀行のお客さまの反応は良かった。冬の佐渡には食事に期待する人が多いので、要望にしっかり対応していきたい」と話した。

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