露天が連なる通りが人波であふれたえんま市=14日午後7時30分ごろ、柏崎市

露天が連なる通りが人波であふれたえんま市=14日午後7時30分ごろ、柏崎市

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柏崎・えんま市、ことしも人波 露店の灯に笑顔の行列

新潟日報(2017年6月15日)

 柏崎市中心部に約500の露店が並ぶ「えんま市」が14日、始まった。会場となったえんま通りなどは2007年7月16日の中越沖地震で大きな被害を受けたが復興が進み、地震から10年となることしも人波であふれた。

 えんま通りの象徴である閻魔(えんま)堂は地震で全壊したが、市民らの寄付で11年に復旧した。買い物客らは、えんま様を参拝しようと長蛇の列を作った。

 えんま市は200年以上の歴史があり、約2キロにわたって食べ物や雑貨を扱う露店が並ぶ。村上大祭(村上市)、蒲原まつり(新潟市)とともに「新潟三大高市(たかまち)」の一つとされる。

 日が暮れると、軒を連ねる露店の明かりが通りに浮かび上がった。家族と訪れた柏崎市の無職男性(77)は「地震の時は大変だったが、復興も進んだ。ことしもにぎわう市に来られてうれしい」と話した。

 えんま市は16日まで。期間中の3日間で計約20万人が訪れる見込み。

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