長岡市宮本東方町の国営越後丘陵公園で16日、新エリア「あそびの里」がオープンする。約40ヘクタールの広大な土地に県内初の「パークゴルフ」の公認コースを整備するとともに、アスレチック遊具を設置した。公園事務所は「祖父母がゴルフをしている間に孫が遊具で遊ぶなど、幅広い世代に一緒に利用してもらいたい」としている。
丘陵公園には、水遊び広場やバラ園などがある「健康ゾーン」と、トレッキングなどが楽しめる「里山フィールドミュージアム」の二つの区域がある。「健康」は親子連れ、「里山」は高齢者の利用者が多く、多世代が共に利用できる場所が少なかった。
あそびの里は、年齢を問わず遊びやスポーツを楽しんでもらおうと、2013年に「里山」内に整備を始めた。
パークゴルフは一般のゴルフクラブより短い約80センチのクラブ1本を使い、ビリヤードの球ほどのボールをを転がす競技。コースは1ホール100メートル以下、9ホール計500メートル以下と短く、力がいらないため世代を超えて楽しめる。
丘陵公園では18ホールの常設コースを設けた。距離や安全性などの条件をクリアし、日本パークゴルフ協会の公認コースに認定された。無料でゴルフクラブとボールを貸し出す。
既にプレオープンとして愛好者がプレーしており、今後は市パークゴルフ協会と連携して月1回ほどのペースで大会を開く予定だ。
4万平方メートルの芝生広場「あそびの原っぱ」では、ノルディックウオーキングや自転車などが楽しめる。晴れた日は八海山など「越後三山」を望める。このほか、ターザンロープやハンモックなど10種類の遊具を備えたエリアもある。
丘陵公園事務所の高橋洋一・調査設計課長は「工夫次第でいろいろな遊びができる。親子3世代が利用する場所になるといい」と話す。
16日は午前10時からあそびの里のオープン記念式典、午後1時からパークゴルフ大会が開かれる。
問い合わせは越後公園管理センター、0258(47)8001。