東京フィルハーモニー交響楽団と長岡フェニックス合唱団、長岡少年少女合唱団が共演した特別演奏会=1日、長岡市立劇場

東京フィルハーモニー交響楽団と長岡フェニックス合唱団、長岡少年少女合唱団が共演した特別演奏会=1日、長岡市立劇場

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長岡市立劇場改修終え再オープン 東京フィルと市民共演

新潟日報(2018年7月3日)

 耐震補強工事などのため休館していた長岡市立劇場(幸町2)が7月1日、リニューアルオープンした。こけら落としの特別演奏会では東京フィルハーモニー交響楽団と、長岡市民を中心とした「長岡フェニックス合唱団」が共演。長岡少年少女合唱団も含め市民ら約130人が一流の演奏に合わせて美しい歌声を響かせ、記念公演を締めくくった。

 市立劇場は1973年に開館。2016年7月から、21億円をかけて耐震補強や座席シートの張り替えなどの改修工事をしてきた。

 東フィルは15年に市、市芸術文化振興財団と連携協定を結んでおり、劇場のリニューアルを記念して市民との共演が企画された。フェニックス合唱団は公演ごとに結成、解散していたが、17年に常設の合唱団になった。

 特別演奏会には、大ホールが満席となる約1300人が来場した。国内外で活躍する広上淳一さん指揮、東フィルの演奏で、フェニックス合唱団が7楽章で構成されるカンタータ「土の歌」を情感豊かに歌い上げると、観客席から大きな拍手が湧いた。アンコールでは、市歌「笑顔いきいき」を披露した。

 終了後、広上さんは楽屋で、合唱団の団員にあいさつした。「指揮の最中に涙を流すわけにはいかないが、6楽章が終わった段階で皆さんの気持ちや歌声に心が洗われる思いがした。素晴らしい作品を演奏できて幸せ」と述べた。

 合唱団の団長監物春夫さん(69)は「全力疾走でここまでくることができた。前へ、前へという気持ちの盛り上がりが声に出ていた」と充実感をにじませた。

 市立劇場のオープンを心待ちにしていたという長岡市の主婦(70)は「(原爆や天災などを描いた)『土の歌』は、戦災に遭った長岡と重ね合わせて聞いた。感動した」と話していた。

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