作品について語る泉田佑子さん=長岡市島崎の良寛の里美術館

作品について語る泉田佑子さん=長岡市島崎の良寛の里美術館

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良寛の心をしたため 加茂の書家・泉田さん作品展 長岡

新潟日報(2018年8月1日)

 良寛をイメージした書作品が並ぶ展覧会が、長岡市島崎の良寛の里美術館で開かれている。着物や箱に和歌や熟語を書き、良寛の人柄などを表現した斬新な作品12点が並んでいる。

 制作者は加茂市の書家、泉田佑子さん(41)。5歳で書を始め、新潟大で書道を学んだ。卒業後は加茂市内にアトリエを構え、象形文字を生かした独創的な作品や日本酒のラベルなどを手掛けている。

 良寛の生誕260年を記念し、同館が泉田さんに作品制作を依頼した。さまざまな字体で「花」と書かれた箱を積み上げ、人間の多様性を表した作品や、着物に繊細な筆遣いで「雪月花」と記して良寛の慈愛の心を表現した作品などが展示されている。

 泉田さんは「幸せを届けたいとの思いで書をしたためた。気軽に楽しめる作品が多く、年代に関係なくたくさんの人に訪れてもらいたい」と呼び掛けている。

 9月9日まで。午前9時~午後5時。期間中無休。大人500円。小中学生300円。

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