ケージに移され、公開を待つショウジョウトキの若鳥=佐渡市新穂長畝

ケージに移され、公開を待つショウジョウトキの若鳥=佐渡市新穂長畝

新潟県 佐渡 祭り・催し

トキ放鳥10年 ショウジョウトキ公開 15日佐渡・新穂

新潟日報(2018年9月14日)

 佐渡市が運営するトキの森公園(新穂長畝)で15日から、鮮やかな赤い羽根が特徴の、トキの近縁種ショウジョウトキが新たに公開される。以前から飼育されていたクロトキも若鳥3羽が加わる。いわば本家のトキ放鳥10周年の節目に、"親戚"一同で盛り上げに一役買う。

 ショウジョウトキは南米北部に生息。トキの繁殖技術向上などのため、かつて隣接施設で飼育していたこともある。昨年6月にトキの分散飼育地でもある多摩動物公園(東京)から卵を譲り受け、ふ化した3羽を育ててきた。

 併せてトキの森公園内のトキ資料展示館前にある旧ケージを改修。冬の寒さ対策として暖房設備などを整え、公開にこぎ着けた。人間に慣れさせるため、12日に3羽を飼育場所からケージに移し、来場者も事前に姿を見ることができる。

 まだ若鳥で首から上は茶色っぽいが、成長につれて頭まで赤くなるという。長い足や、羽を広げて日光浴をする習性などトキとは違う特徴も見どころだ。

 同館で見られる頭などが黒いクロトキもこれまで高齢の1羽だったのが、同様に提供された若鳥を加え、にぎやかになる。

 市農業政策課トキ保護係の本間秀夫主任は「国内ではなかなか見られない鳥。多くの人に見てもらい、トキ放鳥10年を盛り上げたい」と話している。

 開園は午前8時半~午後5時。同館など園内施設の入場には400円(小中学生100円)の協力費が必要。問い合わせは同係、0259(24)6550(平日のみ)。
 
◎ユニークキャラに変身 佐渡市民有志企画 「けもフレ」とコラボ

 ショウジョウトキ公開を記念し、15日~10月31日に人気アニメ「けものフレンズ(けもフレ)」とのコラボレーションイベントが佐渡市トキの森公園で開催される。市民有志が企画。各種トキをモチーフにしたキャラクターのパネルを展示し、アニメに出演した飼育員らのトークなどもある。

 昨年首都圏などで放映された「けもフレ」は、ヒトの姿に変身したさまざまな動物たちが冒険する物語。「ショウジョウトキ」も自信過剰な女性キャラという設定で登場する。番組中、同公園の飼育員樋口暁子さんが「ひぐちおねえさん」として、トキの音声解説を務めたことをきっかけにイベントが実現した。

 春に続き第2弾となる今回は、「トキ」「クロトキ」を含む3種のキャラのパネルを各所に設置。見つけて写真を撮りスタッフに提示すると、限定ポストカード(各日枚数制限有り)がもらえる。期間中の土日祝日(一部を除く)には、午前10時半と午後2時半からの2回、飼育員らがトキや「けもフレ」について語るトークもある。

 トキガイドとして活動する市民らが主催。実行委員長の光村克己さん(65)=泉=は「若者ら新しい客層にトキや佐渡の魅力を知ってもらうきっかけになれば」と期待している。

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