佐渡金銀山や鬼太鼓、百足杉をテーマにリニューアルされた展示室=佐渡市真野

佐渡金銀山や鬼太鼓、百足杉をテーマにリニューアルされた展示室=佐渡市真野

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佐渡歴史伝説館誘客へ一部改装 幻想的な空間演出

新潟日報(2018年10月11日)

 佐渡市真野の観光施設「佐渡歴史伝説館」の展示スペースが一部リニューアルされた。佐渡の民話を紹介していた2階の一部を改装し、佐渡金銀山や鬼太鼓など、佐渡の風土をテーマにした写真とオブジェを設置。ほの暗い空間に、水滴のしたたる音や太鼓の音色が響く幻想的なスペースに仕上げた。同館は「佐渡島と関わりの深い能の幽玄を味わってほしい」としている。

 佐渡歴史伝説館は、1995年に旧資料館「朱鷺(とき)の郷(さと)」を改装してオープン。順徳天皇や日蓮、世阿弥などにまつわる伝承をロボットで再現している。現在、年間4万人が訪れている。

 オープン当初から、2階には「夕鶴伝説」や「安寿伝説」、佐渡おけさの由来を機械仕掛けのジオラマで紹介するスペースがあった。年々入館者が減る中、1回見て満足する展示ではなく何回も訪れたくなるような施設にするため、同館はジオラマがあったスペースを従来の固定型の設備ではなく、2、3カ月というスパンで展示内容を変更できる設備に切り替えた。9月28日から公開している。

 照明を落とした展示スペースに、坑道の天井から落ちる水滴の音と、鬼太鼓の音色が響く。壁面には、佐渡金銀山の坑道や鬼太鼓、百足(むかで)杉(平清水)の写真を展示。天井からは、金穿(かなほり)大工や鬼太鼓、ムカデをモチーフにしたオブジェがつり下げられている。

 同館によると、能のように極力表現を抑えることで、鑑賞する人に想像の幅を持たせたという。松田輝義社長は「音を聞き写真を眺めつつ、じっと想像力を働かせてみてはいかが」と話している。

 入館料800円(小学生400円)。問い合わせは同館、0259(55)2525。

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