「ながおか花火館」に入る花火シアターのイメージ(長岡市提供)

「ながおか花火館」に入る花火シアターのイメージ(長岡市提供)

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20年7月開業目指す「ながおか花火館」 シアター整備

新潟日報(2018年11月29日)

 長岡市は、長岡花火を上映するシアターを備えた道の駅「ながおか花火館」(仮称)を整備し、2020年7月開幕の東京五輪前の開業を目指している。市が明らかにした施設概要によると、シアターはドーム型で104席。地場産品などの販売所や、フードコートなどが併設される。毎年8月に100万人以上が訪れる長岡花火の魅力を通年で発信する拠点施設として、交流人口の拡大と地域振興を図る。

 花火館は国道8号沿いの喜多町周辺に建設する=地図参照=。関越道長岡インターチェンジ(IC)と北陸道長岡北スマートICからのアクセスが便利な立地だ。

 敷地面積は2・8ヘクタール。市は、花火シアターや長岡花火の歴史などを紹介する展示室を設ける「長岡花火ミュージアム」と、地場産品の販売や地元食材を使ったレストランが入る「道の駅A棟」、フードコートなどが入る「道の駅B棟」の3棟を整備する。

 24時間利用できるトイレや、道路情報を提供する施設は国土交通省が整備する。それぞれの建物は雁木(がんぎ)の通路でつなぐ。駐車場は普通車約260台、大型約20台分を備える。国交省分を含めた総事業費は約29億円。

 核となる長岡花火ミュージアムは、スクリーンに実際の長岡花火の映像を映し出し、音や振動もリアルに感じられる仕掛けを取り入れる。入場は有料の予定。シアターでは花火以外にも星座が学べるプログラムなどを用意する。

 市は年100万人の来場を見込む。来年4月に指定管理者の公募を始める予定だ。

 磯田達伸市長は「長岡花火を通年で活用し、長岡に来る動機付けにしてほしい。花火館で長岡の物産や食にも触れてもらいたい」と話している。

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