香ばしい香りが特徴の大口レンコンのお茶=長岡市与板町与板

香ばしい香りが特徴の大口レンコンのお茶=長岡市与板町与板

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中之島特産レンコンを茶に 与板の専門店 焙煎で香ばしく

新潟日報(2018年12月3日)

 長岡市の日本茶専門店が、中之島地域特産の大口レンコンを使ったオリジナル野菜茶の素を販売している。レンコンを焙煎(ばいせん)したもので、湯に漬けると香ばしい香りとほんのりした甘みが楽しめる。店は長岡産の野菜に特化した商品をそろえる考えで、「飲む野菜として、または野菜に親しむ第一歩として飲んでほしい」とアピールしている。

 店は茶の卸、小売業「カクタ田中清助商店」(与板町与板)。田中洋介専務(38)が2年前から長岡産の野菜にこだわったお茶作りに取り組み、昨年はゴーヤー茶を作った。他の野菜の可能性を探る中、今夏、大口レンコンの農家と知り合い、新商品ができた。

 レンコンは輪切りにして干した後、温度を変えて2段階で焙煎する。田中さんは「高温で一気に焙煎すると焦げっぽくなり、調整が難しかった」と話す。焙煎したレンコンを湯に漬けるだけなので、湯とともに水筒に入れて持ち歩くなど手軽に楽しめるのも特徴だ。

 10月発売のレンコン茶に続き、与板地域の大豆を使ったお茶も11月から販売し、年内に越路地域のニンジン茶も商品化する予定。田中さんは「野菜茶の種類を増やし、セット販売できれば土産物にもできる。飲み比べてほしい」と話す。

 大口レンコン茶は1袋540円(税込み)。同店のほか、新潟市中央区の新潟伊勢丹、三条市の農産物直売所「ただいまーと」で取り扱う。問い合わせは田中さん、090(4725)4702。

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