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寒風に舞う白い花 佐渡・椿尾

新潟日報(2018年12月11日)

 冬の風物詩「波の花」が9日、新潟県佐渡市椿尾の海岸に現れた。白い泡で覆い尽くされた岩場では、強い風が吹くと、波の花がふわふわと舞い上がっていた。

 波の花は、海中のプランクトンの粘液などが厳寒の波でかき混ぜられて、せっけん状の泡をつくる現象。新潟地方気象台によると、9日は冬型の気圧配置が強まり、佐渡市(相川)では日中の気温が1~4度で、最大瞬間風速21・7メートルを観測するなど荒天となった。

 舞い上がった波の花は時折、海岸沿いの道路まで達し、乗用車を止めて眺める人も。旅行中にたまたま通りかかったという新潟市西区の会社員女性(29)は「初めて見た。洗剤を入れたのかと思った」と驚いていた。

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