台座を新設するなどリニューアルした「峠」の文学碑=小千谷市高梨町

台座を新設するなどリニューアルした「峠」の文学碑=小千谷市高梨町

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「峠」文学碑見やすく リニューアル工事完了 小千谷

新潟日報(2018年12月11日)

 新潟県小千谷市高梨町にある司馬遼太郎さん著「峠」の文学碑のリニューアル工事が完了した。台座を新設するなど、碑の位置が高くなり、より見やすくなった。150年前の戊辰戦争で、長岡藩軍事総督として戦った河井継之助を描いた小説「峠」は映画化され、公開へ準備が進む。改修を行った同市は今後、見学客が増えることを期待している。

 文学碑は信濃川に架かる「越の大橋」西詰めにある。1993年に設置された。正面に、はめ込まれた銘板には、「峠」の作中の一文を司馬さんがさらに手を加えた、ここだけの一文が刻まれている。背面には作品への思いを書き下ろした文章の銘板がはめ込まれている。

 碑の高さは約110センチ。以前は盛り土の上に置かれていたが、中越地震の影響もあり傾いていた。

 今回の改修工事では基礎工事を施した上で、高さ約30センチの台座を設け、その上に碑を設置した。低い姿勢にならなくても、碑文が読めるようになった。銘板もきれいにし、文字を見やすくした。事業費は約170万円。市は今後、碑の案内板も設置する予定だ。

 「峠」の映画化に際し、小千谷市内でも戊辰戦争の戦場となった朝日山などで撮影が行われた。市観光交流課は「映画のロケ地巡りと合わせ、文学碑も見に来てほしい」と話している。

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