高さ25メートルの杉を中心に組み上がっていくさいの神=5日、長岡市山古志種苧原

高さ25メートルの杉を中心に組み上がっていくさいの神=5日、長岡市山古志種苧原

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さいの神圧巻のスケール 9日、古志の火まつり 長岡

新潟日報(2019年3月8日)

 震災復興や無病息災を願い全国最大級のさいの神を燃やす「古志の火まつり」が9日、新潟県長岡市山古志種苧原で開かれる。今年は30回の節目を迎える。会場の市自然休養地「四季の里古志」では、地元の建築業者が高さ25メートルの杉を中心にさいの神を組み、本番に備えている。

 古志の火まつりは1988年に始まった。さいの神づくりは山古志建築組合が担い、当日は新成人が点火して50メートルほどの火柱が伸びる。

 5日は、雪上にしっかりと埋め込んだ種苧原地区の杉に上り、13人が作業した。杉を中心に竹やカヤをくくり付け、底辺の直径が10メートルもある円すい状のさいの神が徐々に姿を現した。

 建築組合の星野勇人代表(45)は「夜空に伸びる炎は幻想的で、とにかくスケールが大きい。大迫力なので見に来てほしい」と語った。

 まつりは午前11時から。特産品販売やアルパカと触れ合うコーナーなどを設け、雪中闘牛大会を開く。さいの神は午後6時に点火(午後5時半以降は入場不可)。慰霊の花火「白菊」も打ち上げる。

 問い合わせはまつり実行委員会事務局、0258(59)2343。

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