ライトアップされ闇の中に浮かび上がる楽山苑=長岡市与板町与板

ライトアップされ闇の中に浮かび上がる楽山苑=長岡市与板町与板

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闇に浮かぶ豪商の風情 与板で楽山苑ライトアップ

新潟日報(2019年5月15日)

 新潟県長岡市与板町与板の庭園「楽山苑」が、夜間にライトアップされている。小高い丘の上の趣ある建物と、傾斜に並ぶ新緑が闇の中に浮かび上がり、訪れた人は庭園を歩いたり写真に収めたりして楽しんでいる。

 楽山苑は豪商大坂屋三輪家の11代当主、三輪潤太郎が1892年に建てた「楽山亭」を中心とした庭園。ライトアップは地元のボランティアでつくる運営委員会が、地域の文化に親しんでもらおうと毎年行っており、24回目。

 温かい光が楽山亭と新緑のツツジやサツキを照らし、幻想的な景色が広がる。家族で訪れた同所の会社員女性(36)は「庭園の近くをよく通りなじみがあるが、日中とは全く違って驚いた。とてもきれいで、心が温まる」と話した。

 点灯は19日までの午後6時半~9時半。期間中は茶会や、箏(こと)と尺八の演奏会などのイベントがある。問い合わせは与板観光案内所、0258(72)4161。

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