映画「トイ・ストーリー」などを手掛けたピクサー・アニメーション・スタジオ(米国)の技術を紹介する「PIXAR(ピクサー)のひみつ展 いのちを生みだすサイエンス」(新潟日報社など主催)が12日、新潟県長岡市の県立近代美術館で開幕した。多彩な体験ブースがあり、親子連れら多くの来場者でにぎわった。
映像制作の舞台裏を八つの工程に分けて解説している。物の表面の見え方を決める「サーフェイス」のシミュレーション装置では、来場者が3Dの球体の色や質感を調整し、サッカーボールや果物のように仕上げて楽しんでいた。虫の視点を疑似体験したり、映画のキャラクターや背景と一緒に写真撮影ができたりするセットもある。
台風の影響で千葉県のディズニーランド旅行を中止して訪れた三条市の上林小6年男子児童(12)は「大好きな映画がどうやって作られているのか分かって面白かった」と満足した様子だった。
11月24日まで。