新潟県長岡市朝日の「もみじ園」で、紅葉が見頃を迎えている。訪れた人たちは、黄色やだいだい色に色づいた木々を眺めながら散策している。

　もみじ園は明治期に、越路地域の大地主・高橋家の別荘の庭園として造られた。モミジやカエデ、山桜など約３００本が植えられている。

　管理人の田中直行さん（７４）によると、今年は１０月に入っても気温の高い日が続き、例年に比べて色づきが進まなかったというが、１１月１１日は日差しに映える木々を来園者がじっくりと眺めていた。今秋に新設された茶屋で暖を取りつつ、紅葉をめでる姿もあった。

　福岡県太宰府市からツアーで訪れた女性（７１）は「コケに散る赤いモミジのコントラストが素晴らしい」と写真を撮っていた。

　１７日まで夜間ライトアップや出店がある。