「ひいな祭り」の準備が進む照専寺和順会館=20日、小千谷市平成2

「ひいな祭り」の準備が進む照専寺和順会館=20日、小千谷市平成2

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華やか絵紙 お出迎え ひいな祭り 小千谷

新潟日報(2020年2月21日)

 ひな人形の周りに絵紙と呼ばれる浮世絵を飾るひな祭りのイベント「絵紙と小千谷のひいな祭り」が22日から、新潟県小千谷市平成2の照専寺和順会館をメイン会場に、市内の商店街の店舗など計22カ所で開かれる。

 市民有志でつくる実行委員会が主催。絵紙は江戸時代から明治時代にかけて、小千谷縮の商人が江戸土産として持ち帰って広まったとされる。昭和30年代ごろまでは子どもたちが各家庭を訪れ、絵紙とひな人形を鑑賞したり、お菓子をもらったりしたという。

 20日には、和順会館で小千谷絵紙保存会のメンバーらが、役者絵や武者絵など色とりどりの絵紙約400枚を掲げ、ひな人形を飾っていた。実行委は「会場ごとに異なる飾り方や雰囲気を楽しんでもらい、小千谷の風習を知ってほしい」とPRしている。

 3月1日まで。問い合わせは小千谷観光協会、0258(83)3512。土日は地域づくり支援団体こしゃる、070(2209)2483。

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