自然をモチーフにした英国の壁紙を紹介した企画展=4日、長岡市

自然をモチーフにした英国の壁紙を紹介した企画展=4日、長岡市

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英19世紀の意匠 長岡・近代美術館で壁紙展始まる

新潟日報(2020年4月6日)

 新潟県長岡市千秋3の県立近代美術館で4日、企画展「ウィリアム・モリスと英国の壁紙展」が始まった。ユリや菊の花など自然のモチーフを描いた壁紙が並び、訪れた市民らがじっくりと見入っている。

 ウィリアム・モリスは19世紀の英国のデザイナー。企画展では同国の壁紙会社が所有するモリスの壁紙や、モリスの影響を受けた作家の作品など約130点を展示している。

 壁紙は版画で作られており、草花や動物を用いたデザインが優しい色合いで描かれている。壁紙を使って19世紀当時の室内を再現。模様が版画で作られる過程も紹介している。

 新型コロナウイルス感染症対策としてスタッフはマスクを着用。チケット購入窓口では列に並ぶ人の間隔を空けるようにしている。

 新潟市東区の中学1年の女子生徒は「細かいところまで丁寧に作られていてすごい。版画で絵を重ねて手作業で作るのも驚いた」と話した。

 5月31日まで。月曜休館(5月4日は開館)。チケットは一般1200円、大学高校生千円。中学生以下無料。

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