全長20メートルの巨大なクジラのアート=長岡市巻渕2

全長20メートルの巨大なクジラのアート=長岡市巻渕2

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廃木材がクジラに転生 長岡・栃尾の協力隊員制作

新潟日報(2020年4月30日)

 廃木材で作ったクジラのアート作品が、新潟県長岡市巻渕2の国道沿いの休耕田に完成した。全長20メートルの実物大という迫力ある姿が、道行く人の目を引く。栃尾地域の地域おこし協力隊員、加治聖哉さん(24)が「栃尾の名物スポットをつくりたい」という思いを形にした。

 加治さんは村上市出身。長岡造形大で美術工芸を学び、埼玉県で芸術作品を販売する会社に1年間勤めた後、2019年7月に協力隊員になった。

 「山の中に海の生き物がいたら面白い」とクジラを題材に選び、同9月から7カ月かけて制作した。頭から胴にかけての曲線に特に苦労したという。円盤状の木材を頭部に付け、付着するフジツボを再現するなど細部にもこだわった。

 廃材は地域の工務店などから提供を受け、休耕田の利用も地主から快諾を得た。「さまざまな人とのつながりを実感できた。恩返しになればうれしい」と話す。

 展示は木材が朽ちるまで数年間、続ける予定。他の動物の作品も作って近くに置く考えだ。「冬は雪をかぶって白鯨のように見えると思う。四季折々の作品の変化を楽しんでほしい」と笑顔で語った。

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