新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、新潟県長岡市山古志地域の「牛の角突き」の中止が続く中、山古志闘牛会は２４日、動画投稿サイト「ユーチューブ」で、稽古の様子を初めてライブ配信した。再開の願いを託した迫力ある映像で、闘牛の魅力を伝えた。

　稽古は、同市山古志南平の闘牛場で行った。本番とは違い、綱を付けたままで２頭が対戦し、土煙を上げて激しく角を突き合った。配信には新潟市の企画制作会社が協力し、７組の対戦映像を流した。

　２４日の闘牛大会は中止したが、闘牛場は使用できるため、闘牛会が稽古のライブ配信を企画。今後、中止や無観客開催のときでもライブ配信を活用できるように、テストを兼ねて実施した。

　闘牛会の松井富栄会長（３８）は「６月以降のことは未定だが、稽古も含め何かしらの形で発信していきたい」と話した。