オープンから1カ月。連日多くの人でにぎわう道の駅「ながおか花火館」=長岡市喜多町

オープンから1カ月。連日多くの人でにぎわう道の駅「ながおか花火館」=長岡市喜多町

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大花火の迫力 シアターで体験 道の駅「ながおか花火館」

新潟日報(2020年10月30日)

 9月18日に新潟県長岡市喜多町にオープンした道の駅「ながおか花火館」が好調だ。長岡まつり大花火大会の映像を上映する「花火ミュージアム」などを目当てに9月中は1日約1万人が訪れ、10月に入っても7千人とハイペースが続く。沿線の国道8号の交通量が増えている。新たな観光拠点として順調なスタートを切った。

 花火館は、関越道長岡インターチェンジから約1キロ。大花火大会の映像を鑑賞できるドーム型のシアターを備えたミュージアムのほか、フードコートや地場産品の販売店などが入る。24時間利用できる駐車場とトイレもある。

 26日に初めて訪れた埼玉県所沢市の元教員の男性(66)は妻が長岡市出身で、大花火大会も毎年観覧している。「長岡花火を売りにする施設が、ようやくできたという感じだ」と満足げに語った。

 シアターの上映は1日4回。新型コロナウイルス感染防止のため、1回の入場を座席数の半分近い57人に制限している影響もあり、チケットは連日完売している。

 開館の午前10時から30分ほど並び、チケットを購入したという長岡市住吉の主婦(78)は「一回は見たいと思っていた。フードコートもいろいろな店があり、また来たい」と声を弾ませた。

 市によると、入場者数は施設内3カ所のセンサーで計測した延べ人数。9月18~30日の13日間は12万7620人、1日当たり9817人に上った。10月1~27日も19万2226人で、同7119人と7千人を超えている。市は年間入場者数を100万人と見込んでいた。観光事業課は「予想を上回る人数で、幸先のいいスタートを切れた」と手応えを語る。

 地場産品を扱う「越後長岡 御貢屋」の運営会社の韮澤正志社長は、政府の観光支援事業「Go To トラベル」の地域共通クーポンの利用が多いと指摘。「オープン時期と支援事業が重なったことが、追い風になった」とみる。

 国道8号を通る車の交通量にも変化が出ている。国土交通省長岡国道事務所が花火館の出入り口となる交差点2カ所で調査したところ、9月は8月に比べて平日で13%、休日で20%増加したという。

 市は交通アクセスに優れた花火館を、市内の周遊観光につなげる拠点と位置付ける。施設内では、デジタルサイネージを使った情報提供やパンフレットの設置などPRに努めている。今後は車のナンバーから訪れた人の地域を分析し、観光セールス先の選定に役立てる考えだ。

 これから降雪期を迎え、観光需要の落ち込みが予想される。市観光事業課は「季節に応じたイベントを行うなどして、集客に努めたい」としている。

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