佐渡版画村美術館(新潟県佐渡市相川米屋町)で、寄贈された作品を展示する「所蔵著名作家展」が29日まで開かれている。明治から平成まで、日本版画界の黎明(れいめい)期を支えた作家ら30人の作品が並ぶ。
同館が初めて企画し、展示した30点は全て初公開となる。日本版画協会の理事長を務めた深澤幸雄や萩原英雄ら国内外で活躍する作家の作品を集めた。手法も木版に加え、シルクスクリーンやリトグラフなど多彩。使用した版木も併せて展示している作品もある。
同館の中川順子理事長は「佐渡に著名な作家の作品があることを、ぜひ島内外の人に知ってもらいたい」と話している。
午前9時~午後5時。月曜休館。大人400円(高校生以下200円)。問い合わせは同館、0259(74)3931。